旅芸人の記録 テオ・アンゲロプロス 1975
数日前にアンゲロプロスが亡くなったので、追悼の意味をこめて。マイVHSコレクション。捨ててなくてよかったー。
4時間もある映画。ギリシャの歴史をまったく知らないので、wikiであらすじを読みながら観る。邪道だけどパソコンやりながら(でないと集中できない)。この人のほかの映画でもあった気がするけど、背景に海とか地平線のあるような風景に、黒い人影がゆっくり動いている、というシーンが美しい。しかし人物があまりアップにならないので、誰が話してるのか殺されたのかもよくわからない(wikiで読んだからわかったけど)。
何度も出てくる劇用の背景の絵がかわいい。
後半からは少しカメラワークが変わり、人物の顔が判別できるほどには大きくなる。少し背景に明るい色もつくようになる。話はずっと暗いけど。
ギリシャの現代史がこんなに暗かったなんて。。まあ確かに、イタリア、ドイツ、トルコにはさまれてたらそりゃ大変だわな。
いっぺんには無理、と思ったけど、結局全部観ちゃった。疲れるけど、いい映画。
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