2012年3月15日木曜日

世界最古の洞窟壁画 3D 忘れられた夢の記憶


昨夜、『世界最古の洞窟壁画 3D 忘れられた夢の記憶』を西宮ガーデンズのシネマで。
3D上映って実は3種類あって、そのうちのたぶん一番チャチな方式の上映だった。メガネ料金を取る代わりに、そのまま持って帰ってよい。次回から持参すれば、メガネ代が200円くらい割引になる。

3Dはやっぱり最初に箕面の映画館で見た、アイマックス3Dのアバターが一番体験としてはすごかったなあ。

それはさておき、ラスコーより17000年も古いと言われる(本当だろうか)ショーヴェの壁画、これはすごかった。3Dで見ると、実際の奥行き感が結構伝わって、質感もリアルに感じられる。発見以来、人間の入場をかなり制限しているだけあって、ライトをあてるととてもフレッシュな線が浮かび上がる。

描線的にはラスコーに似てると思ったけど、もっと頭でっかちな感じ。ラスコーのほうが8頭身というか、すらっとした胴体の線が目立つけど、ショーヴェは動物の横顔、特に鼻のあたりにこだわりの跡が見られる描き方。

当時は動物と人間、木や岩などの自然との区別があいまいだったのではないか、という仮説もあり、洞窟はアニミズムの祈祷所だった可能性が高いらしい。お寺の本尊とか、神社のご神体が安置されてる場所とか、そういう空気ただよってるよね、確かに。





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