2009年3月31日火曜日

france 15


3月12日木曜日
朝:オレ、パッションフルーツ、バナナ、マドレーヌ、ルイボス茶
昼:St.Paulの近くのイタリアン(ピーマンとドライトマトのリングイーネ、いちじくのタルト)
夜:パン、トマト、モッツァレラ、kalamataのオリーヴ、サラミ

7時すぎ起床、学校に行く子どもたちお見送り。次は日本で会えるかなー。
ちゅっちゅっちゅっっちゅっ、はぐはぐ。
ヨガ、シャワー。メールチェック。
メトロ、薬局でラベンダーのアロマオイル購入。

St.Paul駅で、Tさん、Hさんと待ち合わせ。
近くのイタリアンでランチ。
保科晶子さんの個展@シテ・デ・ザール。
ごろん、とした陶器の立体が旅をする。
記憶を消すことと燃やすこと、残すこと。
ほぼ初めてのパリで、一年でこれだけの成果ってすごいなあ。
今、自分が一年パリでアトリエを与えられたら、どれくらいのことができるだろう。何するだろう。
アパートものぞかせてもらい、留学時代を思い出し、なつかしい空気。
メトロ。
映画博物館。メリエス展。宮崎駿なみの絵コンテがずらり。うまい。Montreuilって映画の街だったんだな。
コレクション展も観るとけっこうお腹いっぱい、へろへろになる。
横のお気に入りカフェで休憩。
サン・ミッシェルのジベールで本とCD購入。
メトロ。
Salon de livre@pte de Versailles再び。春の新刊フェアみたいなもので、フランス全国の出版関係社や作家が一同に会するらしい。Lに招待されたのら。これがまたすんごい人。どこからこんなに集まってくるのか。つい先週は牛のフンだらけだった通路に、紫のじゅうたんが~。
今回はパビリオン1個だけ(農業の時は全館5個くらい使ってた)。それでも巨大空間。
シャンパンとかカナペとかもらいつつ、Stockで挨拶してガリマールで本数冊購入。
漫画の出版社Glenatにはポニョの看板も。この4月に公開らしい。またへろへろになり、メトロで帰宅。
Lがおいしいギリシャのオリーヴオイルkalamataをたらしたモッツアレラとオリーヴ、南西部から通販で買ったという特製サラミで夜食を作ってくれる。おいしー。このオイル、日本でも探そう。
3時頃まで歓談、荷物作って寝る。

2009年3月30日月曜日

France 14


3月11日水曜日
朝:オレ、パンショコ
昼:Jeu de Paumeのカフェでサラダとカレー風味のチキン、パン
夜:ポンピドウのカフェで生ハムサンドとパスタサラダ

8時半起床、ヨガ。8歳のHだけが早く起きてきて、みんなのお皿を並べている。なんて愛らしいのじゃ。写真写真、ヴィデオヴィデオ。みんなが起きてきて、朝食。水曜日は小学校は休みなのです(中学校は半ドンだって)。またプチ折り紙タイム。パクパクってやるやつは、案外8歳児でもすぐマスター。あーフランス語でなんていうか、聞いたのに忘れたよ。
L家のフォトアルバム鑑賞タイム。家族に歴史あり。

メトロでJeu de Paumeへ。
ロバート・フランク展、Sophie Ristelhueber展、Mario-Garcia Torres展。
窓の外で遊ぶこどもたちが面白いのでV撮影(デジカメ)。
ラデュレでおみやげ。
メトロ。
パレ・ド・トーキョー。GAKONA展。Roman SignerとCeal Floyer、どっちも好きな作家。
メトロ。
ポンピドウでVides展。なにもない空間。後でリーフレットを見たら、照明が違ってたり、壁に微妙な細工がしてあったりしたそうだ。ささーっと通り過ぎたので、まったく気づきませんでした。こういう展示こそ、ゆっくり見なきゃいけないんだろうけど、人いっぱいだし、時間ないしでそういう雰囲気ではなかったなあ。
コレクション展のあちこちで音響派ミュージシャンが床に座ってミニライブをやっている。展示室で突然叫んで倒れるアジア娘。しばらくしたら涼しい顔して立ち上がり、去る。たぶんこれ、パフォーマンス。へー、最近はこういう企画もあるのね。
下のギャラリーでダミアン・オルテガ。これ、よかった。
相方と合流、カフェで軽く食べて、19H40から横の映画館MK2でアニエス・ヴァルダの新作(といっても公開は2007年)観る。La plage d'Agnes.自身が語る自叙伝。メトロで帰る。

2009年3月29日日曜日

France 13


3月10日火曜日
朝:オレ、パンショコ、バナナ、キウイ、オレンジ
昼:ダゲール通りのクレープリー(チーズとりんごとハムのガレット、シードル)
夜:L宅ディナー(ポレンタ、トマトとベーコンの煮込み、キノコのソテー)

8時起床、荷物整理。ヨガ。朝食。

メトロでモンパルナス20世紀建築めぐり(ボーヴォワールの家など)。カルティエ財団でドパルドンとヴィリイオの展覧会。これでもか、というくらいの巨大スクリーンに世界中の絶滅寸前?の民族のインタビュー。ブルトンも入っている。別室はまた世界各国美女巡り、いや街角激写2面HDスクリーン・インスタレーション。以上がドパルドン。ヴィリリオは、財団近所の袋小路でワンテイク撮影した彼自身の語り。路のどんづまりから始まり、こちらにむかって歩きながらしゃべり、ちょうど路の終わりで語り終わり、去っていく。という映像が縦位置のプロジェクションで壁に投影されている。語りは昨今のメディア(パソコン、ネット、携帯など)の変化がいかに人間の身体と精神に影響したか、みたいな話(たぶん)。
あとはヴィリリオの指導で数人のアーティストが共作した、すでに世の中に流れている既成の映像を再編集した50面くらいのモニターが天井からぶら下がっているインスタレーション。全部が呼応して変化していく。こりゃすごい。また別室では円形の壁に、横方向にスライドして投影されて変化していく、地球環境の統計をヴィジュアライズした作品。現在、人類の移動(難民の発生)は戦争や政治的背景が原因でおこるものよりも、天災でおこる数のほうが圧倒的に多い、など。
クレープ屋でお昼。雨。
ダンフェール・ロシュローの門を見て、メトロ。
オーステルリッツ駅裏のセーヌ河に浮かぶコルビュジェ作の船を撮影、バスティーユ側に出てCさんと会う。カフェへ。Cさんの話はいつも知的で私にはなかなかまだまだ難しい。次回会う時にはもうちょっと理解を深めたいものだ。12区のデザインショップ通りへ。手芸屋でまたはさみとプチ・ポワン買い付け。
L宅に帰る。
今日はLの友人などを招いてのディナーで、Lがまた腕をふるう。おいしいっ。
フランス現代詩研究家のAさんにフランス文学で読みやすい本などの書名リストを書いてもらったり。
今年は、フランス文学デビューもしてみたいなあ。

France 12


3月9日月曜日
朝:オレンジ、バナナ、キウイ
昼:来々軒四川ラーメン
夜:L作cole(白身魚)のハーブソテー、アーティチョークのマリネ、ルッコラ、ごはん

9時起床、ヨガ、ビオ(オーガニック)のスーパーへ。果物や野菜、おみやげを仕入れる。
朝食食べて、メトロ。
パレ・ロワイヤル近くのle Laboratoireへ。最近できたメディアアートの工房がくっついたギャラリー。入場料6ユーロの価値はなかったなー。親切なガイドさんとかいらないから安くして、って感じ。インド人アーティストの作品。クオリティは高いけど、いまいちコンセプトがよくわからなかった。マイクの集積が天井から雲の塊のようにぶらさがっていて、人が近くに行くと囁いたりするのだが、なんでマイクがスピーカーになってるんだろ?ここは別室にスポンサー企業(銀行)が持ってるコレクションも置いてあるんだけど、展示してるというよりはただ置いてあるだけ。全体的に薄暗くて部屋の間取りが複雑でゆるい。展覧会によっては面白いのもあるんでしょうね。
パレ・ロワイヤルの公園で持参サンドイッチを食べ、日本人通りでラーメン(ネギが、昔はポワローの細切りだったのに、今は普通の青ネギになっていた)
BNをのぞき、パッサージュ・コルベール、ヴィヴィエンヌ(ブローチ買う)、パノラマ(絵ハガキ買う)。メトロで帰る。Lが晩ごはん作ってくれて、おいしくいただき、寝る。

2009年3月28日土曜日

France 11


3月8日日曜日
朝:カフェオレ、ルイボスティー、クロワッサン、パンショコ
昼:庭で焼いたハンバーグ、手作りフライドポテトとニンジンとかぼちゃ
夜:F宅のディナー(F手作りのマスタードパイ、巨大牛肉と野菜のポトフ、パン、洋梨)

9時起床、ヨガ、シャワー。
みんなで朝食。うひうひ。写真とかヴィデオとか忙しい。
メトロで小雨の中、ヴァンヴの蚤の市へ。小さなカフェオレカップ購入。
メトロで戻る。Lのお父さん86歳が来ていて、みんなでランチ。うひうひ。
持ってきたおりがみで遊ぶ。鶴を折って見せるとみんな想像以上に驚くので驚く。
みんなが見よう見まねで折り始め、テーブルが鶴だらけになる。
L父は昔柔道をされていて、東洋の文化にすごく詳しい。「ゴータマ・シッダルタ」とか知ってて、びっくりしたよ。柔道も空手も、トレーニングの90%は柔軟体操だそうだ。とにかく柔軟性が大事。わし前屈だけは得意ですねん、とやってみせたらほめてくれた。昔とった杵柄。

16時ごろ、外出。メトロ。ビュット・ショーモン周辺へ。ガラス建築で有名な旧共産党本部、これもガラス建築の屋根付マルシェ、ビュット・ショーモン公園、一軒家が並ぶMouzaia通りのHameau du Danubeなどを見てからF宅へ。じ、13年ぶり!F、太ってる!晩ごはんをよばれて旧交をあたため、帰る。

2009年3月27日金曜日

France 10


3月7日土曜日

朝:アールグレイ、クロワッサン
昼:ARCのカフェで4種のサラダ盛り、パン
夜:av. Ivryのタイ・ヴェトナムレストラン(エビと野菜炒め、蒸し魚、チャーハン、空芯菜、ココナツゼリー)

8時起床、ヨガ、シャワー(なぜかこっちで人の家に来ると朝シャワーになる)、Lと4人の子どもたちと朝食。
子どもたちめちゃくちゃきゃわゆい、幸せ〜。朝の光が美しい。

メトロで移動、IenaのARCへ。ジミー・ダーハム、ネィティヴ・アメリカンと聞いていたのだが、あまり民族的なカラーは感じられず、どっちかというとがっつり西洋のコンセプチュアル彫刻とパフォーマンス。ハンバーガーなんて毎日喰ってるぜ、って感じ。石をどん、と落す行為が重要なテーマみたいで、あちこちでいろんな石をいろんな物(車やらテーブルやら)の上に落して、その跡形を展示したり、記録フィルムやヴィデオや写真があったり。こう書くとけっこう面白そうだが、実際はそれほどでも(それ以外の、女装写真やら何やら、関係ないものも山ほどあって、結局散漫な印象)。最後にちょろっと展示台に置いてあった、石をいろんな物に見立てる作品が一番よかった。
1階でやってるキリコ大回顧展。あらいきなり人だかりが。しかも年齢層がぐっと高い。平均年齢60歳くらいじゃないすか??初期から完成された形而上絵画、中期の肉肉しい肖像画などを経て、晩年はまた初期と酷似した世界に回帰したらしい。初めてトータルでキリコの世界を堪能。ギリシャ生れでドイツ育ち(ドイツ哲学に傾倒)のイタリア人、という特異な環境が生み出した作品なんだろうなー。パリには連続して住んだのが足かけ4年、というのが私と一緒だなー。イタリア広場の連作が実際とまったく違ってて面白い。モンパルナス駅、ってのも古賀春江みたいでなんかノスタルジック。

コレクション展もさっと流して(特にこれ、といったのはなかった)、外のマルシェでネックレス買う(買い付けのつもりだったんだけど、1点モノであまりに気に入ったので自分用にしちゃった)。それ以外は、かなりど派手な大ぶりのしかなかったのよねー。フランソワーズ・モレシャンさんあたりなら似合うんだろうけど、みたいな。メトロで移動。

ベルシーの映画博物館前でJ・R、相方と待ち合わせ、向いにあるカフェへ。ここのカフェ、おじちゃんもおばちゃんもパリじゃないみたいに愛想がよくて、値段もお手頃ですごくいい!結局滞在中2回来たよ。

またメトロで移動、AnversのMarche St.Pierreへ。ものすごい人ごみ。目指すものはなし。バスで移動。パッサージュ・ジュフロワへ。手芸屋発見。はさみと糸巻き購入。パッサージュ・ヴェルドー、パノラマと抜けてメトロ。相方と合流、カフェを経てJ宅へ。今度はさすがにJ在宅。昨日はある展覧会のヴェルニッサージュに行ってて、どうしても電話に出られなかったらしい。平謝りなので、許す。おわびにうまいタイ・ヴェトナム料理屋に連れてってもらう。割り勘だけど。バスで5分くらいのとこ。ここはマジでおいしかった。衝撃のうまさ。さすが中国系カンボジア人のJ先生!トランクをタクシーで運び、これから執筆大詰めのLとしばし語り合って寝る。

2009年3月26日木曜日

エコ電球

通常の何倍だかの節約になるとかいうエコ電球が切れた。
使ったのはたぶん一年くらい。
どれくらい節電になってるのか知らないけど、はっきり言って100均で2個セットで売ってる電球も一年はもつぜ?
エコ電球はたしか700円以上はしたと思う。
もう二度と買わないだろうなー。

花冷え

今週は花冷え。はや桜の季節。写真が撮れたらアップしたい。

先日、2月からの目標のひとつであった、プラスチックの小引き出しをそうじして玄関に設置。ガムテープなどの道具類入れにする。
次は、
・本棚の写真を整理する
が目標。

海外旅行でリズムがずれたため、ブログの更新も滞りがち。
まあ、あまりストレスになるのも何なので、適当にやりますわ。

2009年3月23日月曜日

腸の生活

パリから戻って以来、テレビはなくても生活に支障がないことが判明。でも朝の連ドラ(だんだん)だけは惰性で見てしまう。BShiあたりをデフォルトにしておくと、不快感が少ないことも判明。時流からは外れそうだけどね・・。

急に下の話で恐縮だが、今回のフランス2週間は毎日お通じがすこぶるよかった。その原因を考えてみる。

・毎朝、ちゃんとヨガをした。
・毎日午前中から夕方まで、1万歩は歩いた。
・規則正しく7時ごろ起きて食事、夜は12時前には寝てた。
・朝は前半はルイボスティーと果物、後半はカフェオレ(ただし牛乳もカフェもオーガニック)とクロワッサンかパンショコ1個、昼は軽めにサンドイッチやサラダとパン、夜も割と軽めの野菜中心ディナー(穀物、主菜、副菜2品くらい)。
・水道水をたくさん飲んでいた(フランスの水道水は塩素がほとんどなく、硬水)。

日本での生活で気をつけようと思うこと:

・運動する(歩く)。
・夜、早めに寝る。
・朝、早く起きて陽をあびて仕事する。
・朝食は果物にしてみる(「フィット・フォー・ライフ」参照)。

2009年3月22日日曜日

銀か真鍮か


昨日、ヴァンヴの蚤の市で買ってきた銀?食器を、美術品修復家の同僚に教えてもらった重曹を使う方法(ボウルにアルミホイルを張り、熱湯を入れて重曹大さじ2を溶かして銀器をつける、水で洗い流す)で洗ってみる。アルミホイルは黒ずんで、ゴム手袋も真っ黒になったけど、本体はそれほどピカピカにはならない。ううむ。これは銀ではないようだ。ネットで検索して、ダメもとで真鍮の洗い方(塩大さじ1、酢大さじ1、小麦粉小さじ1を混ぜてスポンジでこする)をトライ。
すると、おおっ。みるみるきれいになるではないか。
どうも真鍮だったみたい。
しかしさらに問題発生。注ぎ口のつなぎ目に隙間があり、水がもれるのだ。あちゃー。
これは、また同僚に相談してジュエリー用の溶接機械でも借りるか・・・。

蚤の市の買い物、メンテナンスがなかなか大変だけど結構楽しいぞ。

2009年3月21日土曜日

macbookpro

去年(2008年)の夏、プレミアを使って音と映像の編集をしまくってから、まだ買って半年のmbpの調子がおかしくなった。
画像のように、音声ファイルのファインダー表示がずれるのだ。
それ以外特に問題はないので放置していたのだけど、いざ音声編集をするときに、ファイルのサイズがみにくくて不便。
それで重い腰をあげて、今日やっとマックのサポートセンターに電話。
すると、オペレーターの方のmbpでも同じ現象がおき(!)、
5分ほど待たされた後、さくさく対応していただき、すぐに解答をいただく。
なんとただのクリックで解決することだった、ホッ。

でもなぜ音声ファイルだけがこうなるのか、は謎だそうで。

2009年3月20日金曜日

France 09


3/6 金曜日
朝:シャンブル・ドットの朝食(巨大クロワッサン、パン、3種のジャム、オレ、オレンジジュース)
昼:レストランLa Strada(ハム、チーズ、りんご入りのソバ粉のクレープgalette Normande、チーズのソースがかかったムール貝とポテトMoules Normande)
夜:リヴァロチーズ、ソーセージ、パン

8時前起床、ヨガ、朝食。
支度してマダムに支払い。
後で車で駅まで運んでくださるとのことで、荷物を預かってもらう。
駅前からバスでCabourgへ。かつてプルーストが滞在し、「花咲く乙女たちのかげに」のモデルとなった場所。滞在したホテルは今も街の中心で、高級ホテルとして営業している。前の海沿いにはトゥルーヴィルと同じく板歩道があり、これがプルーストの散歩道として説明パネルが立っていたりする。お昼は街中のイタリアン風クレープ屋で食べ、海沿いのベンチで昼寝。快晴。学校が終わった子どもたちが砂浜で転がって遊んでいる。洋服のまんまでも気にせず、全身砂だらけ。V撮影(子どもではなく、風景を)。

電話ボックスからJに電話するも、留守電。
16時20分のバスでドーヴィル駅前帰着。ドーヴィル市場内のカフェで休憩。どうもここは観光カフェだったようで、がんがんうるさい音楽が鳴っていて、ハーブティーたのんだら4ユーロもした。値段表もなく、確認しようもなく。注文するときはフランス語だったのに、払う時は「サンキュー」とか言いやがる。この街は珍しく、駅前のブラッスリーが一番真摯でよかったな。飯もうまいし、トイレもきれいでギャルソンもサンパ。それでもいちいちカフェをはしごしていたらキリがないので、ゆっくりして葉書書く。桟橋を散歩。

時間になり、駅でマダムから荷物を受取り(いい人だったなあ)、19時11分トゥルーヴィル・ドーヴィル駅出発。約2時間で予定通りサンラザール駅帰着。そのままメトロでJ宅へ。トランクを受け取るため。メトロ駅前から電話するも、まだ留守。いないだろうな、と思いつつ、家まで行って見る。やはり留守。あちゃー。もう遅い(10時)し、こういうこともあろうかと予備の着替えは持っていたので、そのままパリ郊外のLの家へ。11時ごろ到着。Lはあたたかく迎えてくれる。お茶飲んだり、リヴァロとソーセージでサンドイッチ作って食べて歓談し、寝る。天蓋つきベッド〜。

2009年3月19日木曜日

France08


3/5 木曜日
朝:シャンブル・ドットの朝食(巨大クロワッサン、パン、3種のジャム、ヨーグルト、オレ、オレンジジュース)
昼:オンフルールrestaurant du port(ムール貝moules marinieres、鴨magret de canard aux pommeaux、tarte aux pommes)
夜:レストランles vapeurs(牡蠣2番3個、サラダ、川津えびみたいなの、舌平目のムニエルsole mounieres、アイス、カルヴァドス)

朝7時半起床。ヨガ、身支度。
朝食は下のサロンで。数年前のカルナックを思い出す民宿の朝ごはんだ。
シーズンオフなので宿泊客は我々のみ。
マダムがオレンジジュースを入れてくれて、カフェもどんぶり一杯になみなみと注いでくれる。
顔ほどもあるクロワッサン、山盛りの果物、ナプキンもマットもカップもバラ柄。
ゆっくり食べて、プチ洗濯、日記書き。

Trouville散歩。デュラスの家(モネも描いたホテル・ラ・ロッシュ・ノワール)を探す。あっさり見つかる。横に、海に下りる階段があり、デュラス階段という。入り口にはプレートがしっかりあり、「海を見るということは、すべてを見るということ」というデュラスの言葉が刻印されている。1963年から66年まで、33年も住んでいたらしい。まあ、パリから直行電車で2時間だし、駅も街も徒歩圏内だし、住みやすかったんだろうねー。物価は田舎にしては観光地なので高そうだけど、家賃は安かろうし(不動産広告で見たら52平米のアパルトマンで3000万くらい)。海から建物の写真を撮ったりして、しばし海を散策。
駅に移動し、バスでオンフルールへ。海に面したレストランでお昼。プロっぽいおっちゃんのサーヴがクールでいい。味もオリジナルでグッド!
ブーダン美術館へ。19世紀ごろの暮し道具や衣装からブーダン他の地元作家の絵画、クールベの油絵など。サティの生家に行ったら、見せ物小屋のような美術館になっていた。入り口でプレーヤーがくっついた機械(重い)を渡され、それを首からぶら下げてヘッドフォンをして鑑賞するしくみ。各部屋ごとに音声ガイドが自然に始まるので、たぶん部屋側にセンサーがついているのだろう。さすがにぱっと部屋を移動したり、戻ったりすると途中で始まったりする。展示自体は、サティにちなんだオブジェが巨大化してぶら下がっていたり動いたり光ったり、というなんだか80年代のポストモダンアートみたいな世界。
街をぶらぶら。木造の教会横では毎週、オーガニックマーケットもあるようだ。
丘の上にあるノートルダム・ド・ラ・グラース教会までひたすら登る。5時前ぎりぎりに着き、中に入ることができた。海辺の街ならではの、漁師さんの安全を祈る教会らしく、天井から船の模型がぶらさがっている。
ここの高台から見下ろすオンフルールの眺めは素晴らしい。
別の路を下っていくと、洋梨公ルイ・フィリップの宿泊所発見。写真撮る。
バスでドーヴィルに帰着。

レストランを決めようと探していた時に、昨日魚のスープの値段を間違って2倍払っていたことが判明。言いに行こうとする私を糾弾する相方。しばし喧嘩。とどのつまりは何が喧嘩になるかというと、その程度のことで損したと騒ぐ私をまた大げさに糾弾する相方の態度がまたこっちの気に障り、という具合。今回は、所詮9ユーロ(1200円くらい)の損なので私があきらめました、はい。確かに、あのレストランはサービスも適当だったし、盛りつけも適当だったんだよね。隣の店に比べればいい食材で価格設定は安かったんだけれども。店の名前はLe Centralです。赤い屋根で一番海辺で目立つレストランで、けっこう日本の方も訪れておられるようですが、これからTrouvilleに行く皆さん、気をつけましょう。
払う前にしっかりと明細を見て、注文したものと数を確かめましょう。決して味は悪くなかった、いやかなりおいしかったし、払う前に明細をくれるということは、わざと間違ってるのではなかったと思いますが、いいかげんなのはいけませんよねー。

で結局、隣のちょっと高めの店Les Vapeursで晩ごはん。たまの贅沢ということで、本場の舌ヒラメのムニエルというやつをいただいてみました(23ユーロ!)。値段に比例してうまかったす。生牡蠣は、ぼったくりcentralのほうが大きい0番があったのに、こっちは2番止まり。しかも高い。まあどっちもおいしかったけどね。サーヴするのは若い女子。最後にプレゼントと称してカルヴァドスを巨大びんでちっこいグラスに注いでくれる。なるほど、高い価格設定はこれに起因しておったのだな。ノルマンディーのグラッパ、という感じ。

おいしい料理でお腹がふくらんだらすっかりご機嫌になり、宿にぶらぶら登って帰って就寝。

2009年3月18日水曜日

France07


3/4 水曜日
朝:オレンジ、ホテルの朝食(クロワッサン、パン、オレ、りんごジュース、ヨーグルト)
昼:Trouville-Dauville駅前ブラッスリー(牡蠣3個、ホタテ貝のタリアテッレ、チーズとパン)
夜:レストランLe Central(牡蠣0番3個、川津えびみたいなのとアボカド、かにtorteaux、サラダ、soupe de poisson、カフェ)

6時半起床。ヨガ、メール、荷物まとめ。初めてホテルの朝食をとる。これで10ユーロ?!という感じの朝食。出来合いのちっこいクロワッサンに甘いデニッシュパン、果汁10%くらいのジュース、スーパーで売ってるダノンのヨーグルトなど。
メトロでSt.Lazare駅へ。11時45分発、14時前にTrouvile-Dauville駅着。駅前ブラッスリーのL'Arrivee Bar Brasserie でお昼。牡蠣にホタテ、うまいぞ!

宿は丘の上なので、タクシーで行く。威勢のいいマダムドライバー。5分くらいで着いた。6ユーロ。着いたら、宿のマダムが電話くれたら迎えに行ったのに、ごめんなさいね、だって。そっかー、民宿は迎えにきてくれるんだっけ。お部屋はまあなんと、お姫様の居室のよう。風呂別室でっせ。洗面所がなぜか2つもあるよ。窓の外に広がる海と空と砂浜とカジノ。教会の鐘がカンカン。しばしV撮影して、お散歩へ。

まずはTrouville側の海を散策。Trouvilleとドーヴィルは河口をはさんで隣り合った街なのだ。だから真ん中のドーヴィル側にある駅はTrouvile-Dauville駅という。板を砂浜の上に海岸線に沿って敷いてあって、これがこのあたりの街のスタンダードなプロムナードのようだ。しばし歩き、ドーヴィルへ。宿でもらった地図に、フローベールの一族が所有していたという家villa Strassburgerがあるとあったのでそれを見に行く。これが、遠かった・・・。競馬場ヒッポドロームに沿って、歩けど歩けど別荘地は続くよ。町並みはちょっとヴェネツィアのリドを思わせる。馬用のホテルもあったりして。やっと着いたらもう夕方。家はもちろん門の外から眺めるだけ。まあ、きれいな一軒家でしたけどね。海岸のほうへ。

ここで、神降臨!ヴィデオ撮りまくり。引き潮の海にわずかに残った海水面にうつる空の雲、薄くせまりくる夕闇の蒼さよ。証言者はただ海鳥ばかりなり。

Trouvilleに戻り、レストランで晩ご飯。宿に戻り、シャワー浴びて爆睡。

2009年3月17日火曜日

France06


3/3 火曜日 paris6日目
朝:オレンジ、poire(フランス産)、キウイ(イタリア産)
昼:chevre(やぎのチーズ)のサンドイッチ
夜:イタリアン(ブレサイオーラ、イカグリル、サラダ、トマトソースパスタ、ティラミス)

朝6時半起床。ヨガ、朝ミーティング。サンドイッチを買って、植物園まで散歩して食べる。ガラス建築。リヨン駅まで歩き、ノルマンディー行きの切符購入。相方は図書館へ、私はRERA線でPoissyのVilla Savoyeまで。車中暇かも、と思い、新聞リベラシオン購入。切符の券売機は、私のセゾンマスターは使えないことが判明。ユーロカードのマスターでないとだめみたい。仕方なく窓口で並んで購入。新聞買っといてよかった。

電車では、デファンスを出てゴミ処理場を眺めて、ああ懐かしいなあ、と思って新聞読んでたらいつのまにか爆睡。目が覚めて、あれガラガラだ、と思ったら着いていた。あっと言う間だった。コルビュジェのヴィラ、ポワッシー駅前には看板もなく、名所地図があるだけ。なんだかよくわからないけど右にずっと行ったらありそうな感じだったので歩き出す。案の定、迷う。歩いているマダムに聞いたら、ヴィラサヴォワもコルビュジェも知らないとな。古い城壁を改造したおもちゃ博物館musee des jouetsというのがあり、そこの受付で聞いたら、まっすぐ上って一回左、またまっすぐ行って右、と教えてくれる。ここからの道はしばらく中世の城壁や城門が続き、いい感じだった。丘の上の住宅街をずっと登り、またわからなくなって郵便配達のおじさんに聞くと、地図を書いて教えてくれた。今度はわかりやすかったので、あっさり着いた。
スケール的には、だいたい想像通り。庭の広さも予想通り。壁の塗りとか、けっこう塗り直してまたはげて、を繰り返してる感じ。ユトレヒトのリートフェルトの住宅建築を思い出す。同時代?お金持ちのマダムが発注した点も一緒。建築に関しては私はど素人なので、どこがいいとか悪いとか言えないけど、中を歩くごとにめくるめく展開があり、採光や壁、天井との距離感がとても気持ちいい。天気もいいし。窓の外の景色が額縁のように見える。さすがにパトロン夫妻の部屋が一番いい場所にあり、風呂場がなんといっても素敵。風呂桶(タイル製)の横にやはりタイル製の横になれる台がついていて、実際に横になってみると、これがめちゃくちゃ気持ちいい。あと、窓の手前に常に棚がついていて、下に収納や暖房機が仕込んであるのがグッド。もし将来自分で家を建てるなら、めちゃくちゃ参考になる部分多々あり。ディテールの可愛いとこがいいぞコルビュジエ。
写真撮りまくり、存分に堪能して帰途につくも、また道に迷う。まあでも駅は誰に聞いても知ってるだろうから適当に歩く。中心街に出て、モノプリ発見。ゆったりした店内で、試着しまくって服購入。レジのマダムが非常に親切で、道も教えてくれる。日本に招待したいくらいだ。パン屋でパンショコ買って、ホームで食べてまた寝ながら帰る。ホテルで休憩&日記&メール。相方帰宅。ノルマンディーのシャンブルドット予約。

荷物をまとめて、スーツケースをあずけるべく、J宅へ。メトロ4駅。エレベータが動いていてよかった。友だちの写真家Dも加わって一緒にイタリアンレストランへ。展覧会の打合せ。手仕事とテクノロジーの関係。12頃帰ホテル。風呂、寝る。

2009年3月16日月曜日

TEF結果

3月14日土曜日に無事帰国しました。

束になった郵便物の中に2月7日に受験したTEF(フランス語のTOEICみたいなもん)の封筒が・・・。
900点満点中、600点でした。

うーむ、予想は650点くらいだったので、ちょっと(かなり?)下方修正。
すごく基本的なことですが、文法と読み書きが足りないんですよね。
にしても、不思議なのはろくすっぽ勉強もしてなくて受けたTOEICのほうが点が相対的によかったのは、なんでなんだろ?
やはり滞在年数より、過去の総合的な勉強期間なんですかね〜。

旅行後半は知り合いの家にホームステイだった為、ネット環境がなくて更新できませんでした。毎日更新の夢はついえましたが、ぼちぼち追い上げて更新数だけは年間365をめざしたいです(そこに何の意味があるのかよくわかりませんが)。

2009年3月4日水曜日

France05


3/2月曜日 Paris 5日目
朝:オレンジ、poire(フランス産)、バナナ(コスタリカ産)、キウイ(イタリア産)
昼:St. Ouen のカフェLa Voltaireでランチ(野菜スープ、ローストチキンカレー風味、bavette(牛ステーキ)、じゃがいも、洋梨のタルト、カフェ)
夜:サラダ、野菜スープ、リヴァロチーズ

6時起床、ヨガ、朝食、朝ミーティング、日記書き、雑貨購入記録、メールなど。

11時頃、クリニャンクールの蚤の市へ。Marche Dauphine, Marche Vernaisonなどで買い物。カフェでランチ。また攻める。4時頃まで。

Strasbourg St.Denisに移動。サン・ド二門。ジベール・ジョーヌで日本のガイドブック購入。 Bd. Sebastopolのモノプリで服とヴェレダのはみがきとクリーム購入。
散策。Passage du Prado、P. du Caire、Passage du Ponceau、Passage du Bourg L'Abbeと通り過ぎ(写真撮りまくり)、Passage du Grand Cerfがいきなりプチおしゃれ通りになっていて、インド雑貨と石けん購入。les Halles まで歩き、St.Eustache教会で鐘が鳴ったのでヴィデオ撮影。ホームレスの人たちが炊き出しのために行列を作っている。鴨の店でコンフィとワインを買ってメトロで帰る。championスーパーで野菜買ってホテルへ。

撮影:St.Eustache教会で鐘が鳴ったのでヴィデオ撮影。ホームレスの人たちが炊き出しのために行列を作っている。

2009年3月3日火曜日

France04


2009年3月1日 日曜日 Paris 4日目。

朝:オレンジ、poire、バナナ(コスタリカ産)、キウイ(イタリア産)
昼:サンジェルマンのカフェ(ローストチキン、サラダ、じゃがいも、マグレ鴨・モッツアレラ入りサラダ、パン)
夜:サラダ(ルッコラ、トマト、エンダイヴ、シャンピニオン、アボカド)、ローストチキン、きのこパスタ

朝6時起床。ヨガ。
朝食&ミーティングの後、メトロでオランジェリーへ。着いたのが9時すぎだったけど、あっさり入れた。しかも第一日曜なのでタダ。
記憶が定かではないが、19の時に来たのははっきり覚えている。だとしたら、23年!!ぶりに観た睡蓮。ん、小さいな?と思ったらもう一室大きいのがあった。そういうことすら忘れている23年。絵はまったく変わっていないのがすごい。いくらでも眺めていられる。
昔は睡蓮の上に2階があって、そこに他のコレクションが展示してあったのだけど、数年前の改装でコレクションが地下に行き、睡蓮の上は2階まで吹き抜けの窓になって外光がそのまま入る(もちろん布やガラスで調節しているが)ようになっている。10年前の留学中は確か行った記憶がないので、改装中だったのだろう。
隣のジュ・ド・ポムに行くが、ここは無料ではなかったのでまたの機会にする。

ぶらぶらセーヌ河を渡り、建築を見ながらサンジェルマンを抜けてドラクロワ美術館へ。ドラクロワと写真展。ここも今日は無料(下調べしてよかったー)。ドラクロワがけっこうイケメンであることが判明。写真を見て裸体デッサンしてたらしく、何点か裸体の写真とデッサンが併置してあった。裸体モデルは高かったということか?受験のデッサンをしてるときは、写真を見て描く、というのはタブーだった気がするのだが、いいんだー、実は。アトリエもこじんまりとした庭に向かって大きな窓があり、とても居心地のよさそうな感じだったけど、内装は展示室としてすっかり改装されている。居室のほうも、まさに人間サイズというか、普通の広さで、住みやすそうだった。3部屋くらいしかなかったから、昔の高名な画家にしては質素だけど、きっと田舎に豪邸があったんだろう。
近くのカフェで休憩して、ホテルへ戻る。昼寝2時間。そのまま部屋で晩ご飯。日記書き、Jに電話。

撮影:デジカメとヴィデオで窓の外の鳥の鳴き声と夕べの風景

2009年3月2日月曜日

France03


28土曜日
朝:りんご、オレンジ、いちご、パン
昼:pte de Vanvesのレストランでsalade paysanne(レタス、トマト、パンにグリュイエールチーズ、生ハム、ジャガイモ)
夜:買ってきたローストチキンカレー味、パン、サラダ(ルッコラ、アボカド、トマト、エンダイヴ、シャンピニオン)

ヴァンヴの蚤の市、サントノレのカンペール、マドレーヌ寺院(De La Rocheの天井画など/ヴィデオ撮影)、帰宅&休憩、近所のシャンピオンスーパー、boucherieでチキン買って帰る。

2009年3月1日日曜日

France02


27金曜日
朝:いちご、オレンジ、ミニバナナ、ごまパン
昼:サラダ(トマト、ミックスベビーリーフ、シャンピニオン、アボカド)、パン・コンプレ、soupe de poisson
夜:農業フェア内のペリゴール地方レストランでmagret de canard、サラダ、ジャガイモ、パン、フォアグラ

朝6時に目が覚める。持ってきたSHIHOのおうちヨガDVDでヨガ。近所で朝市をやっているはずなので外へ。サルペトリエール教会の前の広場。まだ準備中。いちごだけ買って植物園で食べる。ダーウィンに負けたラマルクの肖像。
こじんまりとした朝市。きれいな野菜をたくさん買ったら20ユーロくらいした。オレンジ、りんご、小さいバナナ、なしなども少し買う。
部屋に戻って朝食。

BNミッテランへ。相方登録の間、私は本屋で立ち読み。終了後、周囲のコルビュジェ建築めぐり。pte d'Ivry近くまで歩き、また歩いて宿まで戻る。午前中ですでに一万歩。
お昼食べて休憩して、pte de Versaillesの農業フェアへ。