2009年3月19日木曜日

France08


3/5 木曜日
朝:シャンブル・ドットの朝食(巨大クロワッサン、パン、3種のジャム、ヨーグルト、オレ、オレンジジュース)
昼:オンフルールrestaurant du port(ムール貝moules marinieres、鴨magret de canard aux pommeaux、tarte aux pommes)
夜:レストランles vapeurs(牡蠣2番3個、サラダ、川津えびみたいなの、舌平目のムニエルsole mounieres、アイス、カルヴァドス)

朝7時半起床。ヨガ、身支度。
朝食は下のサロンで。数年前のカルナックを思い出す民宿の朝ごはんだ。
シーズンオフなので宿泊客は我々のみ。
マダムがオレンジジュースを入れてくれて、カフェもどんぶり一杯になみなみと注いでくれる。
顔ほどもあるクロワッサン、山盛りの果物、ナプキンもマットもカップもバラ柄。
ゆっくり食べて、プチ洗濯、日記書き。

Trouville散歩。デュラスの家(モネも描いたホテル・ラ・ロッシュ・ノワール)を探す。あっさり見つかる。横に、海に下りる階段があり、デュラス階段という。入り口にはプレートがしっかりあり、「海を見るということは、すべてを見るということ」というデュラスの言葉が刻印されている。1963年から66年まで、33年も住んでいたらしい。まあ、パリから直行電車で2時間だし、駅も街も徒歩圏内だし、住みやすかったんだろうねー。物価は田舎にしては観光地なので高そうだけど、家賃は安かろうし(不動産広告で見たら52平米のアパルトマンで3000万くらい)。海から建物の写真を撮ったりして、しばし海を散策。
駅に移動し、バスでオンフルールへ。海に面したレストランでお昼。プロっぽいおっちゃんのサーヴがクールでいい。味もオリジナルでグッド!
ブーダン美術館へ。19世紀ごろの暮し道具や衣装からブーダン他の地元作家の絵画、クールベの油絵など。サティの生家に行ったら、見せ物小屋のような美術館になっていた。入り口でプレーヤーがくっついた機械(重い)を渡され、それを首からぶら下げてヘッドフォンをして鑑賞するしくみ。各部屋ごとに音声ガイドが自然に始まるので、たぶん部屋側にセンサーがついているのだろう。さすがにぱっと部屋を移動したり、戻ったりすると途中で始まったりする。展示自体は、サティにちなんだオブジェが巨大化してぶら下がっていたり動いたり光ったり、というなんだか80年代のポストモダンアートみたいな世界。
街をぶらぶら。木造の教会横では毎週、オーガニックマーケットもあるようだ。
丘の上にあるノートルダム・ド・ラ・グラース教会までひたすら登る。5時前ぎりぎりに着き、中に入ることができた。海辺の街ならではの、漁師さんの安全を祈る教会らしく、天井から船の模型がぶらさがっている。
ここの高台から見下ろすオンフルールの眺めは素晴らしい。
別の路を下っていくと、洋梨公ルイ・フィリップの宿泊所発見。写真撮る。
バスでドーヴィルに帰着。

レストランを決めようと探していた時に、昨日魚のスープの値段を間違って2倍払っていたことが判明。言いに行こうとする私を糾弾する相方。しばし喧嘩。とどのつまりは何が喧嘩になるかというと、その程度のことで損したと騒ぐ私をまた大げさに糾弾する相方の態度がまたこっちの気に障り、という具合。今回は、所詮9ユーロ(1200円くらい)の損なので私があきらめました、はい。確かに、あのレストランはサービスも適当だったし、盛りつけも適当だったんだよね。隣の店に比べればいい食材で価格設定は安かったんだけれども。店の名前はLe Centralです。赤い屋根で一番海辺で目立つレストランで、けっこう日本の方も訪れておられるようですが、これからTrouvilleに行く皆さん、気をつけましょう。
払う前にしっかりと明細を見て、注文したものと数を確かめましょう。決して味は悪くなかった、いやかなりおいしかったし、払う前に明細をくれるということは、わざと間違ってるのではなかったと思いますが、いいかげんなのはいけませんよねー。

で結局、隣のちょっと高めの店Les Vapeursで晩ごはん。たまの贅沢ということで、本場の舌ヒラメのムニエルというやつをいただいてみました(23ユーロ!)。値段に比例してうまかったす。生牡蠣は、ぼったくりcentralのほうが大きい0番があったのに、こっちは2番止まり。しかも高い。まあどっちもおいしかったけどね。サーヴするのは若い女子。最後にプレゼントと称してカルヴァドスを巨大びんでちっこいグラスに注いでくれる。なるほど、高い価格設定はこれに起因しておったのだな。ノルマンディーのグラッパ、という感じ。

おいしい料理でお腹がふくらんだらすっかりご機嫌になり、宿にぶらぶら登って帰って就寝。

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