2009年4月3日金曜日

我が至上の愛ーアストレとセラドンー


我が至上の愛ーアストレとセラドンー 2006 エリック・ロメール 烏丸の京都シネマにて

いやあ、すごい。またすごいのを観てしまった。
思わずパンフレットを買って、帰りの電車で熟読。
17世紀のフランス文学が原作、国語の教科書に載るような有名な本らしい。
ロメールは映画化に際して、原作を音読して初めて理解できたらしい。やはり音読か!!!

ロケ地を決めるのに、3年もかかったらしい。原作ではロワール地方の話なんだけど、自然環境破壊により撮影かなわず、オーヴェルニュ地方で撮ったとか。わかるわかる、原音主義のロメール先生なんだから。元凶は自動車だよきっと。フランスも今はかなり田舎まで行っても、車の音すごいもんね。車を捨てよ、野に出よう。

5世紀のフランスの牧歌的世界の話なんだけど、ロココ風の絵とか出てきたり、写真が出てきたりという時代錯誤的仕掛けも面白い。
主演の男優が激美しい。エルメスのモデルとかやってた人らしい。
あの主演女優の衣装とななめがけのカバンがほしー。
宮崎駿の後はロメール祭りに決定~。

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