2009年2月22日日曜日

ぼくの小さな恋人たち Mes petites amoureuses


ぼくの小さな恋人たち』1974 フランス ジャン・ユスターシュ

昨日紹介した本『シャンブル・ドットで見つけた フランス流雑貨生活』のカフェオレボウルのページを見ていて思い出したのが、この映画。
映画館で観たのはもうずいぶん前なのでうろ覚えなのだけど、主人公は親の都合で学校を止めさせられ、田舎の自転車屋で丁稚奉公をすることになり、その単調な日々に入り込んでくるちょい悪の友だちや初恋の予感(でも男の子目線なので決してロマンチックではない)めいたものが淡々と描かれる。朝食の場面でなみなみとカフェが注がれたカフェオレボウルを前にちょこん、と座っているシーンが印象に残っている。

南仏だけどプロヴァンスではない、たぶん大西洋に近いほうの村の、黄昏れた光がなんともいえずノスタルジックなのに物語はドライに進んで終わるところがフランス映画的。最後の草原(麦畑?)のシーンは必見。

詳細はここにもあります。

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